千切る

https://instagram.com/p/5yz-YFhza3/

 

会いたくない会いたくないと願ってもそれは叶うことはない。

家を出て右に進んでも左に進んでも会いたくない人間のことばかり考える。そんなの全部私のせいじゃないし悪いのは向こうなのにそれなのに私が嫌な思いをするのだ。理不尽だ。そんなのは私のただの傲慢で本当は私が全部悪いのかもしれない、実際、そうなのかもしれない。私は、私は、と溢れるだけでそれ以上何も言えない。私は悪くないとひとりごちたところでそんなのただの雑音でしかない。

私のことを守ると言った人間はすべて何処かへ行ったし私はこれから誰も信用せずにひとりで立つ練習をしないといけないというか練習なんてする時間ないのだ自分ひとりで立てバカボケ。「誰も信用せずに」などと言うとなんだかただの恥ずかしいせりふだけれど本当にこれしかないのだから勘弁して欲しい。誰も信じない癖にうっかり信じた人間に裏切られるばかりの人生であったしそれは事実で否定できなくてだから私は声を大にして言わなければいけない、「誰も信用せずに生きていく。」

そんなこと出来るわけもないのだそんなことわかっているし、敢えて言葉にして馬鹿らしさを再確認する。あは。阿呆の戯言である。そうだ、私は阿呆なのである。孤高の阿呆。孤高の阿呆なんてそこらへんにいるがその中でもひときわ目立つ阿呆だね。静かに生きていきたいのにい、やだあ、とか思ったりするけどそんな感じで言葉にすることはない。私のことを目立たせているのはお前らの「意識」だクソボケ。

私は人間を恨む。恨む。彼や彼女達を「そう」させたのは私自身であるとわかっていても私は恨む。容赦なく恨む。無理矢理許してきた自分を殺してひっくりかえして恨む。恨んでも何にもならないし恨むことで根を張るけど芽も幹も実も見えない。当然なんだけど。恨むと文字にしても大した感情も湧いてこない。恨むなんて記すのが馬鹿らしいほどだね。もうやめよう。

死ねとか思うけど恨んでないよ、勝手に死んで欲しい。みんな勝手に死んでしまってくれ。私は彼や彼女達を殺した。

 私は私を嫌いだ。滅多に言葉にしないけれど嫌いだ。だって何もないから。何もないのは自分が何も過程を経てこなかったからだし、全部自分のせいだ。嫌いだというか好きになれない。いや、やっぱ嫌いだな。自分なんて捨てたいけれど生きると決めているので捨てられない。いろんなものが重たい。それでも引きずっていくしかないし、引き剥がしてもついてくることを知っているから重たいの持っていくしかない。仕方ない。

動けなくなったら死ぬからそれまでずるずる見苦しいかもしれないけど放っておいて欲しい。放っておいて欲しいはめっちゃ嘘だけど(かまってちゃんだから)。

なんかねなんだ。一生忘れないことがあった。一生忘れないようなことばかりの人生を送っているけれどまあそん中でも一生忘れない。一生思い出して笑ったり泣く。それをいま千切ってるとこ。千切って、仕舞う。大したことやない。そんでも、忘れんのや。

私は彼や彼女を殺したけれど、私は彼や彼女を殺さない。

次はいつ、誰を信じて、うわーーーーー信じるんやなかったわ!!!!わかっとったのに!!!!と馬鹿みたいな顔するんやろう。なるべく早くその時が来ればいいと思う。