承認欲求とインターネット、自撮りについて

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なぜ自撮りをするのか?

誇張でなく何百回も聞かれたであろう言葉である。なぜ自撮りをするのか?

それに続く問いはだいたいこうだ。

 

かわいいと言われるから?

favがつくのが嬉しいから?

 

含まれる意味はこう。

 

かわいいとまた言われたいから自撮りをアップしちゃうの?

favがつくのが嬉しくてまた自撮りをしちゃうの?

 

「事故的」というか「拗らせ」ているような言われ方は本当に不本意である。

 

なぜ自撮りをするか理解できないのであれば自撮りクラスタをフォローなどしなければいいんですよと思うのだけどまあそこは個人の自由なのでなにも言いません。なぜ自撮りをするのかなどという愚問を人に投げかける気持ちはおそらく一生私には理解できないのだし理解する気持ちは微塵もない。聞きたいなら聞けばいいし聞いている時点で確実に理解は出来ないだろう。それはそれでいいと思う。

 

ツイッターでは何度もこの話をしているのだけど、なぜ自撮りをするのか?という問いに対して私が一番好きな答えは「友達がいる子は友達と出かけていろんなところへ行き、いろんな場所の写真や友達と撮った写真をアップすればいいけれど友達のいない子は家で自分を撮るしかない」というやつである。なんて完璧なんだろう…!私はいつもこれを説明することにしている。

しかしそれはきっと現状とは矛盾しているのであろう。私は友達とツーショットの写真もあるしいろんなところへ行っても自撮りをしている。まあそれはただの入り口というだけであってそれは時が経つにつれ馴染み日常となる。

 

私がツーショットをアップする友達は自撮りをしている故に繋がり親しくなった人たちがほとんどで、自撮りをしていなかったらもしかして知り合うこともなかったかもしれない人たちなのだ。友達がいない故に自撮りをしていたことにより出来た友人

人との出会いなんてそれこそすべて奇跡で一期一会であるので、それのきっかけが自撮りであったというだけのこと。その結果が今である。至っているだけのことだ。

 

承認欲求オバケ 

承認欲求なんていうのは全人類が持っているものだろうが!

そう、承認欲求は皆に平等に与えられた欲求。食欲、性欲、承認欲求。人に認められたい!認めてほしい!認めてほしすぎて気が狂うことも度々あることでしょう。しかし安心してほしい。そのくらいのこと、誰にでもあることです。そんなことないなんて言う人もいるでしょう。そんなことを言う人は人間ではないので気をつけて下さい。

インターネットという最高のおもちゃを手に入れた私達は当然の如く溢れ出る承認欲求をインターネットに注いでいきます。そのかたちが「自撮り」であったり、「ネタツイート」であったり、「ポエム」であったりそれは人それぞれ。どの行為も決して不思議なことではないのです。誰もが皆、承認欲求オバケである。

 

インターネットに承認欲求を向けることを「理解できない」とする人間って一定数いるんだけどそういう人は大抵、承認欲求を現実世界の人間に向けている(例えば恋人や友人)のでそちらの方が余程たちが悪いと思いますけどね私は。溢れ出る承認欲求を限られた数の人間に向けるなんてひどい暴力じゃない?そんなもんぶつけられたら痛いっすよ、ぶつけられたほうは。自分自身のバランスを保つためにも、身近な人間を傷つけたり窮屈な思いをさせないためにも、承認欲求はインターネットに解き放ちましょう。さあ、iPhoneを手に取ってインカメを起動するのです。人類よ自撮りをしろ。

 

 理由なんてどうでもいいんですよ

お腹がすいたらごはん、喉が乾いたらお水、眠たくなったら睡眠、撮りたくなったら自撮り。自撮りなんて...という偏見はさっさと捨てましょう。そんな偏見はゴミです。ポイポイのポイです。世界は広大である。溢れ出る承認欲求をインターネットに解き放ち、健康的で潤いのある現実世界を生きていきましょうぜ、ほれほれ。